王将戦2次予選決勝 稲葉八段対藤井二冠 ニュースと評価値推移 藤井二冠の勝ち 2021/8/16

 第71期ALSOK杯王将戦2次予選決勝
 (先手)稲葉陽八段  (後手)藤井聡太王位・棋聖
  2021年8月16日(月)於 関西将棋会館

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◆将棋ソフト評価値
◇使用将棋ソフト 水匠3
 ☆設定 解析時間90秒、深さ30手
  60秒20手がディフォルトで、これでも十分だが、もう少し読ませたかった。
  本当は2分、40手でやりたかったが、対局のため、その中間での設定にした。
 ☆評価値のの見方
  次の手が最善手だった時の評価値。相手が最善手を指さなかった場合、評価は上がる。
  ただ、ソフトにもう少し深く読ませると、評価が変わることがあり、必ずしもベスト
  評価ではない。

◇戦型 角換わり
 初手から38手まで、ほぼ互角
 稲葉八段の39手目☗7四歩で、-244(先手から見て)後手に振れる
  稲葉陽八段手番   藤井聡太王位・棋聖手番
  (39)-244    (40)-74
  (41)-512    (42)-554
  (43)-720    (44)-637
  (45)-841    (46)-804
  (47)-870    (48)-840
  (49)-916    (50)-760
  (51)-955    (52)-900
  (53)-1021    (54)-1011
  (55)-1010    (56)-138
藤井二冠の58手目☖8五飛で、評価が一変、一気に互角に戻る
  (57)-225    (58)-1
  (59)+1      (60)-1
  (61)+1      (62)-1
  (63)-168    (64)355
最善手を指しても評価がぶれる。もう少し深く読ませればよかったか
  (65)510     (66)672 先手優位の局面
  (67)306     (68)738
  (69)758     (70)825
  (71)1576     (72)1476
  (73)1485     (74)1666
  (75)356       (76)1152
ソフトが読み切れていないようだ。評価値が不安定
  (77)-62      (78)-1
稲葉八段77手目☗6三角成は7六玉と早逃げが正解だった
  (81)+1       (80)-1
  (83)-817     (84)-625
  (85)-2570   (86)-2670
稲葉八段85手目☗4三馬寄は、8六馬と引くほうが良かった。ここで、差ができた。
  (87)-2944   (88)-2766
稲葉八段最後の攻めも、すでに大勢は決した。
  (89)-3132   (90)-2478
  (91)-2633   (92)-2628
  (93)-3008   (94)-2778
以下略、稲葉八段、優勢の場面があっただけに惜しい将棋だった

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