藤井聡太二冠を泣かせた男デビュー 10月31日
藤井二冠が泣いた有名なエピソードは2つある。
特に有名なのが、小2の時、谷川浩司九段との指導対局のこと、すでに敗勢の状況で、谷川九段が気遣いを見せ、『引き分けにしよか』と声をかけたとき、悔しさのあまり、盤を抱えて泣き出し、師匠の杉本八段もどうしたらよいかわからず立ちすくす中、母親が会場の外に連れ出したというエピソード。これは、のちに谷川九段が著書の中で、その話を書いていて、後日、棋士になってからの藤井二冠(当時四段)の自宅を訪れ、思い出話としてその話をしたら、『ご迷惑をおかけしました』と謝られたと、書かれています。
そして、もう一つのエピソードは、小3の時の全国将棋大会の準決勝戦で、藤井聡太二冠は敗れて、泣いてしまった。その後、泣きながら3位決定戦を指して、勝って、表彰式でも泣き続けていた。その大会の大会委員長を務めた森内俊之九段は、abemaTVのチーム戦のインタビューで、「大会の3位決定戦で泣きながら指している子がいるなと、印象的で、よく覚えています」と答えている。大会の記念写真の当時の写真(Nuber)を見ると高見泰地七段が写っている。
さて、その藤井二冠を破った対戦相手は、今年10月1日プロ棋士になった伊藤匠四段。年齢は、18歳(10月10日生)ながら、誕生日が藤井聡太二冠より3か月遅く、棋界最年少。
今日10月31日にデビュー戦、第6期叡王戦予選四段戦、杉本和陽四段との対局。残念ながら、101手で敗れ、デビュー戦を飾れなかった。しかし、才能は誰もが認めるところ。近い将来、藤井聡太二冠のライバルとして、頭角を現してくるだろう。
★(産経)将棋の最年少棋士・伊藤四段、デビュー戦飾れず 「藤井棋聖を泣かせた男」(31日14:02)
★(Nuber)藤井聡太二冠が「最後に泣いた相手」? “最年少棋士”伊藤匠新四段(17歳)とは(9月17日18:00)
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