藤井聡太七段 順位戦3連勝だが 雑感

 昨夜の藤井聡太七段の順位戦、終盤、もつれにもつれた。☖3六飛が良くなかったようだが、その前の☖1九角成からの構想が混戦を招いたようだ。その後、1分将棋の中、かろうじて逃げ切った。
 今年に入ってからの藤井聡太七段の将棋、序盤からリードを奪い優勢で終盤に入っていくのだが、夜戦に入ると、逆転する場面が多くなっている。いい例が、竜王戦・豊島名人との準々決勝。最後の最後に逆転してしまった。昨夜の金井恒太六段戦も、一時逆転、1分将棋になって勝ったが、どうも、夜戦で変調をきたす将棋が増えてきている。
 相手が強い棋士になったことも影響しているのだろうが、おそらく、以前より序・中盤で読む量がふえてきて、かなり頭を使っているようになったことも影響しているのかもしれない。そして、まだ高校生、当然、生活は朝型。そのせいで、夜になると疲れて、昼程頭が回らないのではないだろうか?
 たいていの棋士は夜型、夕食後から頭がフル回転するように自分を作ってきている。まだ、高校生藤井聡太七段に付け入るスキがあるということか

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