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藤井聡太七段 4月10日現在の状況

 藤井聡太七段、愛知県在住と言うことで、長距離移動を伴う対局になることから、5月6日まで対局が組まれないことになりました。今日、4月10日(金)の対局後1か月程、対局がなくなります。  今日の対局は、王位戦挑戦者決定リーグ  (先手)菅井竜也八段vs(後手)藤井聡太七段」戦  結果は、藤井聡太七段が勝って、リーグ戦4勝0敗と白組単独トップに立ちました。 <藤井聡太七段の各棋戦現状> ◇王位戦  ☆白組   4勝0敗 藤井聡太七段 最終戦、阿部健次郎七段   3勝1敗 羽生善治九段、菅井竜也八段 最終戦、この2人が対戦   藤井七段、勝てば、挑戦者決定戦に出場、負ければ、1敗の最終戦勝者とプレイオフ  ☆紅組   4勝0敗 永瀬拓哉二冠 最終戦 本田奎五段   3勝1敗 豊島将之竜王・名人  最終戦、佐々木大地五段   2勝1敗 佐々木大地五段 4月15日本田奎五段、最終戦、豊島将之竜王・名人 ◇棋聖戦 次戦 準決勝    藤井聡太七段 vs 佐藤天彦九段    永瀬達也二冠 vs 山崎隆八段 ◇竜王戦 3組 決勝    藤井聡太七段 vs 杉本昌隆八段 ◇王座戦 2次予選決勝    藤井聡太七段 vs 大橋貴洸六段  4月15日予定が延期になった ◇順位戦  B2組 6月から開催予定 ◇王将戦  挑戦者決定リーグから ◇銀河戦  本戦トーナメント 準決勝 稲葉陽八段 ◇NHK杯 1回戦 塚田泰明九段 ◇棋王戦  予選敗退 ◇叡王戦、朝日杯は、まだ開催されていません

千田翔太七段、異例の予告投了 藤井聡太七段戦

 昨日の藤井聡太七段の竜王戦3組準決勝、終盤、千田翔太七段の投了前のしぐさの詳しい内容が記事になっています。決勝の師弟対決についても詳しく書かれています。 ★Yahoo!ニュース  ⇒  https://news.yahoo.co.jp/byline/matsumotohirofumi/20200403-00171337/ ◇投了の様子 abemaTV  夕食休憩まで、まだ10分以上ある。千田七段が席を外す。戻ってきて、また立ち上がる。休憩10分前、千田七段が記録係に声を掛ける。そして、一時対局室に誰もいなくなり、abema中継では、千田七段が時間を入れて夕食休憩に入ったものと解説。  しかし、そのあとすぐ、3人(対局者と記録係)が、戻ってきて、また対局の姿勢に。解説者が慌てて、これは、投了するかもしれませんね、皆さん見逃してはいけませんよ、予告投了は前代未聞ですからと、視聴者に呼びかける。  しばらくして、観戦記者が入ってきた。また、もう一人(立会人か?)  17時57分、記録係が千田七段に、時間を告げると、千田翔太七段、はっきり、負けました、と頭を下げる。どうやら、他の対局に配慮して、夕食休憩に感想戦ができるようにしたためと思われる。  記事によると、「記者室の方に声をかけて、そして、17時57分になったら教えて」と記録係の子に告げたそうです。  これで、3組決勝は、もう一つの山から勝ち上がった杉本昌隆八段と藤井聡太七段の師弟対決となった。  新型コロナ対策のため、担当新聞と映像担当者のみインタビューが許されているので、記者会見での質問は少なく、すぐ終わる。  しかし、感想戦などを見た後、新型コロナ状況や米雇用統計前の動きなど、情報チェックのため、ニュースサイトを見ると、NHK、毎日、朝日、産経、サンスポ、日刊スポーツ、スポニチと、どの新聞も速報で、このことを伝えていたのには驚いた。肝心の主催者の読売がない。詳しい記事を後で載せるのだろう。  それにしても、次戦、まだ日程は決まっていないが、この大舞台での師弟対決、大変な騒ぎになるだろう。今から楽しみである。

藤井聡太七段 第33回竜王戦3組ランキング戦準決勝 棋譜 2020/4/3 藤井聡太七段の勝ち

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第33期竜王戦  3組 ランキング戦  (☗先手) 藤井聡太七段  (☖後手)千田翔太 段七段     2020年4月3日(金)  於東京将棋会館     持ち時間 各5時間 ◆中継 Abema  解説者:行方尚史九段、及川拓馬六 段、伊藤真吾五段  聞き手:山根ことみ 女流二段 、和田あき 女流初段 ◇対局前  9:31 藤井聡太七段入室  9:48 千田翔太七段が入室  9:54 振り駒 と金が3枚で、藤井聡太七段の先手に決まる ◇10時対局開始 ☗7六歩、 ☖8四歩、 ☗6八銀、 ☖3四歩、 ☗7七銀、 ☖6二銀 ☗2六歩、 ☖4二銀、 ☗2五歩、 ☖3三銀、 ☗4八銀、 ☖3二金 ☚☗3六歩(左図)  ☖5六歩、 ☗5八金右  ☖7四歩、 ☗5六歩  ☖5二金、 ☗7八金  ☖4一王、 ☗3七桂 ☚☖8五歩(左図)  ☗6九玉、 ☖4四歩  ☗4六歩、 ☖4三金右  ☗4七銀、 ☖3一角  ☗9六歩、 ☖1六歩 ☚☗6六銀(左図)  ☖7三桂、 ☗5五歩  ☖同歩、   ☗同銀  ☖5四歩、 ☗6六銀  ☖8六歩、 ☗同歩 ☚☖同角(左図)  ☗7五歩、 ☖8七歩  ☗6九角、 ☖7五歩  ☗7四歩、 ☖8五桂  ☗8七金、 ☖7七桂不成  ☗同桂、   ☖同角成  ☗同金 ☚☖8九飛成(左図) ここで、昼食休憩 <午後>  ☗5九金、 ☖8五桂  ☗8八飛、 ☖7七桂不成  ☗同銀 ☚☖9九竜(左図)  ☗7三歩成、☖7六香  ☗6ニと、   ☖3一王  ☗8一飛成、☖2ニ王  ☗7六銀  ☖同歩 ☚☗7八歩(左図)  ☖8七歩、 ☗2四桂  ☖同歩、   ☗同歩  ☖7七桂、 ☗5八玉  ☖7九竜 ☚☗7八銀(左図) 夕食休憩ma であと10分になり、千田七段が立ったり座ったり、記録係に声をかけ、・・・になったら教えてと。どうやら隣の対局に気を使って、夕食休憩に投了する模様。 18時、千田七段が投了。 これで、藤井聡太七段、決勝進出。決勝ではは、師匠杉本昌隆八段との戦いになった

藤井聡太七段、棋聖戦本戦指しなおし局を制して今年度を終える

 18時24分、棋聖戦藤井聡太七段田対菅井竜也八段戦、千日手が成立。30分後戦後を入れ替えて指しなしとなった。持ち時間は藤井聡太七段の時間を1時間に戻し、加算した時間を、菅井八段の残り時間に加算して行う。菅井九段が約1時間半ほど多い。  棋聖戦挑戦者決定トーナメントは、持ち時間4時間で、夕食休憩がない。そのため、2人は夕食抜きで指しなおしとなる。30分休憩はあるが、その間に軽いものは食べられるだろうが、本格的な夕食は摂れない。本局は終盤まで、差のない戦いで、両者死力を尽くしての攻防であった。その疲れも残っているが、その簡に少しでも身体を、頭を休ませることが必要たった。  18時54分、指しなおし局が始まる。これもまた、かなり難しい将棋。どちらに転んでもおかしくない将棋、終盤、藤井七段が差しやすくなったものの、一瞬で、菅井八段に傾くなど、非常に難しく、最後まで差のない将棋であった。最終盤、藤井七段が、勝ちになった(評価99%-1%)と思った瞬間、たった1手で評価が互角に戻る場面が何回も続く。脳が付かれているのだろう決めきれない。しかし、その都度、攻めを修正して、最後、しっかりと勝ち切った。夜10時を過ぎていた。  これで、今年度の全対局が終わりました。65戦53勝、勝率0.815で、3年連続8割越え、歴代初めての記録となりました。別ページに今年度の藤井七段の全対局結果の一覧を載せてあります。リンクしておきます。  ⇒   https://omedetaikoshougi.blogspot.com/p/blog-page_28.html